先日行われた衆議院議員総選挙、公示日直後頃の国内の有力新聞の殆どが「民主党圧勝?」「民主300議席を伺う勢い」等と、他の党の人が読んだらがっかりする様な見出しで報じていました。そして8月30日の投票日を迎え午後八時を過ぎて投票が締め切られると同時に、一斉に開票結果が報道されはじめ、数時間も経たないうちに、前述の見出しのような結果が一斉に報道されたのです。私が感心したのは、この「新聞の情報収集力の凄さ」と「正確さ」でした。まだ選挙の公示後間もない時期の記事で、その後十日余りも後の選挙結果を、かなりの正確さで報道出来る新聞社の情報収集能力の凄さです。一体どうやってこんな正確な情報を集めて来るのだろうと驚いて読んだものです。勿論色々な場所への情報網が有ることくらいは分かりますが、投票日迄まだ間が有ると言うのに、「誰が誰に投票するのか」「何処の党に投票するのか」と言う個人的な行動の予想をどうやって掴んだのだろうかと言う事です。これだけの情報収集能力が有るのならば、国内だけではなく、もっともっと世界的な視野で、世界各国・各地の色々な情報も、この選挙結果の予報報道の様に、もっと素早くもっと正確に収集し報道出来るに違いないと考えるのです。今後の各報道機関の更なるご努力を心から期待する一人です。素晴らしい記事を期待しております。頑張ってください。
選挙結果の予想報道のこと
9月 5th, 2009「白い犬のお父さん」のこと
7月 18th, 2009松田聖子扮する飲み屋のママさんとカウンター越しに向き合って話をしている「白い犬のお父さん」。一頻り進んだ会話の後に、「お父さん」が「結婚しないのか」と「聖子ママ」に尋ねます、「聖子ママ」が「しようかなあ、お父さんと」と、悪戯っぽくてお色気満点の表情で答えると、くだんのお父さん、急にドギマギした表情で何かを呟きます。その仕草とセリフがまことに素晴らしく、犬とは思えないのです。之を見ていた「聖子ママ」が「冗談だよ・・・」と九州訛りのあるアクセントでやり返すと、お父さんは、急に照れたような態度で下を向き、「俺帰るわ」と言って踵を返して後ろを向きお店から出て行ってしまいます。この時の「白い犬のお父さん」の仕草が、「ほんの一瞬、聖子ママの言葉を真に受けて戸惑った自分が恥かしくなって、その事を聖子ママに悟られまいとして、慌ててお店を出て行った」と言う、遣る瀬無い男の気持ちが直に伝わって来て、お店を出て行く「お父さん」の後姿に「男の哀愁」すら感じられ、何度見ても面白くて、画面が終わった後も暫くの間、微笑ましい幸福感にひたることが出来るのです。あまりに素晴らしい出来栄えのせいか、肝心の商品については覚えていない位です。でも「白い犬のお父さん」のCMと聞けば知らない人はいない位有名になりましたが、数あるCMの中でも今度のCMは正に「最高の出来栄え」だと思います。動物を使ってこれだけのお芝居を作れる人って、素晴らしいですね。あえて九州訛りを出してお喋りしている聖子ママも、歌手としてのイメージよりも格段に色っぽく、ユーモラスで何とも言えない面白さと、ほのぼのとした温もりが漂って来ます。当分このスタッフメンバーで更に素晴らしい寸劇を作り上げていってください。数週間前からこのCMで、心の底から癒されている一年寄りからのお願いです。
地球温暖化のこと
7月 5th, 2009見出しの「地球の温暖化」が叫ばれる様になってかなりの年月が経過して、いまや世界の各国は、地球規模の観点から、この事を真正面から捉えて議論する様になってきました。世界の色々な場所で開催される各種の国際会議でも、連日熱心な論戦が戦わされているようです。しかし、これらの話合いの過程で残念な事に「各国のエゴ」が顔を出して中々話が纏らないのが現状のようです。特に「先進国」と呼ばれる国と「新興国」と呼ばれる国の対立がもっとも大きな障害になっているようです。何十年も前から地球の温暖化等には殆ど関心を示さず、唯ひたすら自国の繁栄のみを願って地球上に有害物質を吐き出し続けてきた「先進国」が、今になってようやくそのことに気付いて、慌てて「新興国」を交えた国際条約のようなものを作って、地球規模でCO2削減に取り組もうとしている訳ですが、「新興国」と言われる国は之を黙って受け入れる気にはなれないようです。彼らの言い分は「之から先の事はさておいて、今日までの地球環境の汚れに対する責任は、その殆どが「先進国」が負うべきなのではないか、今まで地球を汚してきたのは大半が先進国ではないか、その事を棚に上げて一律に条約で縛り付けることには賛成できない」と言う理論である。つまり「新興国」の人達は「今迄の責任をまず「先進国」が明確にして、其れに対する何らかのペナルティーを科した後で「新興国」と足並みを揃えてやって行こうではないか」と言う事の様である。世界一のCO2排出国と言われている某国が、自国の産業界を擁護するために地球温暖化対策に背を向けている現実を考える時、この「新興国」の意見は、かなりの重みを持っている様に思われるのです。「先進国」と言われている国は、先ず「新興国」と言われている国」に対して「今までは自分達が悪かった、これからは責任ある行動を採っていくから協力して欲しい、済まなかった」と謙虚に頭を下げて誤り、その後で「新興国」の人達と対等の立場で話合いを続けていくべきなのではないでしょうか。地球温暖化の危険性を訴える余り、半ば強圧的に「之に従え」式の論法では、せっかくの纏る話も壊れてしまいます。南海の楽園と言われた南の島国が、地球温暖化の影響で海面下に沈もうと言う危機に晒されている時、各国は自国のエゴを捨てて真剣な態度で此の事と向き合って、一刻も早い効果的な対策を確立して欲しいと念ずる今日この頃です。私達の子孫の為にも・・・・・。