今年の初めからテレビで大好きな「時代劇」を見る機会が増えました。朝から夜まで文字通り24時間時代劇専門で放送しているチャンネルが有るからです。若い頃、胸ときめかせて映画館へ見に行った東映時代劇。時代が移り黒沢明監督に代表される活劇物等。あらゆるジャンルの時代劇が毎日見られます。この種の映画の楽しさは、何と言っても「自分の過去の思い出と一つになって楽しめる」事です。更に面白いのは、現在では所謂ベテラン俳優として活躍している有名なスター達の若い頃の画像が楽しめる事ももう一つの楽しみ方で有ります。そして忘れてはいけないのが、既に「この世を去った有名人達」のはつらつとした躍動感あふれる映像がふんだんに楽しめる事です。「あっ!この人、こんな役やっていた時が有ったんだ」「ええっ?これ本当にあの人なの?」と言う様なドラマの筋以外でも結構楽しめるのです。又、かって「不仲説」が報道された事のあるスター同士が、片方が監督をして作った映画にゲストスターとして出演しているもの等も有り興味は尽きません。最近では多分に年の所為だと思いますが、「江戸情緒たっぷりなしんみりした内容のドラマ」にひきつけられて居ります。いくら人を切っても、返り血一つ浴びないで何時も颯爽と立ち回る主役が多い「東映系」。どちらかと言うと、薄汚れた着物でめっぽう剣の技が強い「東宝系」の主役達。そのどれもが、夫々の時代の要求に応じて創られた時代劇で有りましょう。俳優の名前をあげ始めたらそれこそ際限がないくらいに懐かしい名前が出てきます。さて、GWを迎えてどの俳優に会いに行こうかしら。各局が満を持して番組を編成しているようです。「御宿かわせみ」「剣客商売」「鬼平犯科帳」「座頭市物語」「眠狂四郎」「柳生十兵衛七番勝負」「陽だまりの樹」「居眠り磐根」「必殺仕事人」等等、まだまだ有ります。美味しい物でも食べながらゆっくりと鑑賞したいと思って居ります。時代劇万歳!!