今年のはじめ頃から「ビタミンB1を多く含んでいる食べ物」の一つとして「豚肉製品」等と一緒に「殻つき落花生」を食べ始めました。それまではビタミンの事等、お構いなしにビールのつまみなどで「ピーナツ」「バタピー」等を食べていたのですが、ある事情から「ビタミンB1」に興味を持つようになり「殻つきの落花生」を食べるようになったのです。初めの頃は、殻を剥く動作が面戸臭くて、辞めようかと思ったりした時もありましたが、せっかく色々調べて始めた事を、と、思い起こして続けてきました。食べている内に「バタピー」などには無い楽しさが味わえることに気が付きました。固い殻を指で強く挟んで割り、中の実を取り出す時の面白さや、あの小さな瓢箪の様な格好をした殻を割った時に、瞬間鼻先を掠めるほのかな香りや、口に含んで噛み砕く時の歯ごたえ等が段々好きになり、今では、殆ど毎日の様に食べて居ります。食べている内に、面白い事にも気付きました。実を覆っている殻を割って食べる訳ですから、割れた殻が目の前に沢山溜まって来ます。食べている内に、割れた殻の中から飛び出した実が、目の前に広がっている殻の山の中に落ちて見えなくなる事が有ります。そうなると、食べるのを忘れて、殻の山を弄って、落ちている筈の実を探すのです。直ぐに見つかる時も有れば可なり時間を要する時も有ります。が、時間が掛かって見付けてた時の嬉しさは、大変なものです。何か、大変な得をした様な、宝籤にでも当たったかのような嬉しさが込み上げて来るのです。それに、もう一つ楽しみがあります。それは、幾つか食べている内に、瓢箪の様な形ですから、殻の中に入って居る実はほとんどの場合「二つ」しか入って居ませんが、稀に、本当に稀に、割った殻の中から「実が三つ」飛び出してくる時があるのです。そんな時などは「今日はきっと良い事が有るぞ」等と思えて一日中が楽しくなったりします。野原で四つ葉のクローバーを見つけた時のような興奮した気持ちになれるのです。こんな気持ちは、初めから「実」だけを味付けした「バタピー」などでは到底味わえないひそかな楽しみです。前回買ってきた落花生の残りが少なくなってきました。又、スーパーで買って来ようと思って居ります。殻を割って食べると言う手間暇を惜しまないで、一度やって見られたら如何でしょう・・・。