最近テレビでは沢山のお笑い芸人が出て来て、夫々が工夫を凝らした色々なギャグを披露して、我々視聴者を楽しませてくれます。毎年行われる「M1グランプリ」決勝大会等では、優勝者には賞金一千万円が送られるほどの盛況ぶりであり、見ている者にとっては誠に楽しい限りです。これらの芸人達の中で特に私が感心したのが、ある特定の有名人の物真似をして人気者になった二人の芸人の「芸名」の事です。初めてその名前を耳にした時に、「何と的を得た的確でユーモアーたっぷりの芸名なんだろう」「一度聞いたら絶対に忘れない名前だ」「この芸名をを考えた人はきっと頭の良い人に違いない」等と一人で感心したものです。曰く「アントキの猪木」・曰く「裕太郎」の二人です。全然知らない人でも、この名前を聞いただけで「ああアントニオ猪木の真似をする人だ」・「石原裕次郎の物真似をする人だ」と瞬時に解ってしまう位のインパクトあるネーミングではないでしょうか。勿論この二人、姿かたちが夫々本物に良く似ていることもありますが、その仕草や表情の捉え方等は正に「天下一品の芸」だと思います。ブームに乗って様々な芸人がデビューしており、中には舌を噛みそうなヤヤコシイ名前の芸人も沢山居ます。こう言う芸人さん達は、前述の二人の様に、芸名を良く良く考えてから世に出るようにされたら如何でしょうか。夫々の芸人さん達がしっかり考えて素晴らしく楽しい芸名でデビューして息の長い活躍をされることを願って止みません。「アントキの猪木」や「裕太郎」の様に・・・・。
お笑い芸人の「芸名」のこと
3月 23rd, 2009海外での食事のこと
2月 22nd, 2009日本を離れての数日間で私が最も気になる事が「飲み水と食事」の事です。中でも三度三度食べる食事については、始めの一日二日位はさほど気になりませんがそれを過ぎるとだんだん日本の味噌汁や梅干お茶漬け等のあっさり系が食べたくて仕方なくなります。今回の旅行も例外ではありませんでした。息子のアドバイスもあってホテルでの食事はなるべく避けて「外の店で食べる事」に決めていました。三日目位までは何とか抵抗なく食事が出来ました。それでもステーキ専門の店に入った時のステーキの焼き加減が、殆ど生に近いくらいの焼き加減で胸につっかえました。日本では注文の時に予め焼き具合をお客に尋ねてから対応してくれますが、此の時の店ではそれは有りませんでした。殆どの食事はアラモアナショッピングセンター内の「フードコート」といわれる一角でした。始めのうちは物珍しさもあってか結構選り好みなく食べたのですが、その内にだんだん日本食が恋しくなって「蕎麦とかお寿司とかうどん」等を注文するようになってきました。ただ此方で食べるうどんや蕎麦やお寿司等の食事も日本で食べるものとはどこか違うのです。口では旨く表現出来ないのですが、何かが違っていて「ああ寿司食ったあ・・・」という満足感が得られなかったのを覚えております。四日目の昼食では妻の提案で「中国料理でヤムチャの美味しい店」に行くことになり、ホテルから歩いて数分の所にあった「大三元酒楼」と言うお店に入りました。有名な店らしく店内は満席でしばらく待たされてから奥の席に案内されました。店の中ではワゴン車で運ばれてくるお料理を自分で見ながら注文をするのです。メニューにはローマ字と日本語の説明が載っておりました。ヤムチャの他に色々注文して文字どうりお腹一杯になって出て来ました。日本の旅行者の多くが立ち寄るお店らしく出入り口のショ-ウインドの横に日本の有名人の写真が一杯貼り付けてありました。その他焼き蕎麦の店の「CHIBO」やホテル内に有った「和食の店ツカサ」での食事は自分が外国に居る事を忘れさせてくれる様な落ち着いた雰囲気で心から癒されました。ただ終りの方ではショッピングセンター内の「白木屋と言うスーパー」の食品売り場で白いご飯に味噌汁等をおかずにして食べました。以下その時の模様を紹介します。
「ザ・バス」での失敗談のこと
2月 14th, 2009電車や地下鉄が無いオアフ島の公共乗物で、トロリーバスと同様に利用されているのが「ザ・バス」です。トロリーバスが走らない遠距離の郊外を走ってくれます。日本の市内巡回バスと同じようなものですが、少々勝手が違います。 バス停は有りますがバス停の名前を表示する看板はありませんし、勿論バスの時刻表や路線案内表等も有りません。バスを利用する時は予め自分は何番線のバスに乗って何処のバス停で降りるのか、と言う事を調べてから乗らないと大変なことになります。乗った後の車内の案内放送も無いので自分が降りるバス停が近くなったら窓の横にある黄色のテープを押すか紐を引くかしてドライバーに合図をしないと止ってくれません。確実なのは乗って直ぐドライバーに Please tell me when the bus stops at 〇〇〇〇 とお願いしておくと間違いないそうです。時刻表や運行コースについてはアラモアナショッピングセンターの一階山側のホノルル・サテライト・シティ・ホールで各ルートのマップ付き時刻表を手に入れておくと良いそうです。之は無料配布だそうです。 さて私は妻と二人で予め教えてもらっていた「ザ・バスの42番線」に乗りました。乗ったバス停はアラモアナセンターのバス停でした。地図で下調べした時は乗って三つ目か四つ目のバス停で降りるつもりだったのです。が、乗り込んだ時に大きな思い違いをやってしまったのです。此のことも後で分かったのですが・・・。 バスに乗り込ん直ぐにドライバーに観光案内書の該当箇所を指で指し示して、「ここへ行きたいので最寄のバス停で止めてください」と言う意味で目で合図をしたのです。するとドライバーは右手の指で〇を作って私に示しながら「オッケー」と言ってくれたのです。私はドライバーが私の目的地を分かってくれてその近くのバス停で止めてくれるものと思い込んで安心して座席に座ったのです。ところがそれから幾つバス停を過ぎてもドライバーからは何の合図もなくそのままバスは予定のコースを走っていくのです。私も妻も不安になってきました。妻は「貴方大丈夫なの、運転手さんに尋ねたら」等と言って私を促しました。私は何だか恥かしい気持ちと照れくさい気持ちで一杯になり、案内書の地図とバスのコースを見比べていましたが、全て回りは英語ばかりで何処をどっち向きで走っているのかさえさっぱり分かりません。そのうちにソワソワしている私達に気が付いたのか、直ぐ傍の座席に座っていた白人の年老いた女性がこれまた英語で何やら話しかけてきました。言葉の意味は理解できませんでしたが、どうやら「何処へ行くんだ、もう通り過ぎているんではないか」と尋ねているようでしたので、私はとっさに観光案内書の該当箇所を示して「ここです」といったのです。案内書には写真も載っていたためにその婦人も直ぐに理解できたと見えて「通り過ぎているから次のバス停で降りて引き返しなさい」と言っているのが分かりました。婦人の身振り手振りで理解できたのです。 此の頃にはバスは繁華街を通り過ぎて広い田園風景の中、高速道路が交差し空港らしい風景が見える辺鄙な郊外を走っているのが分かりました。 そこで私は次のバス停で降りることにして、窓の傍の紐を引っ張って合図をして、何処とも分からないバス停に降りたのです。そして来た時と同じ番線のバスに乗り換えて引き返し、観光案内書の地図とバスのコース図を頼りに目的地の近くのバス停で降りることが出来たのです。 後で分かったことですが、出発地点のバス停から三つ目が私達の目的のバス停だったのです。バスに揺られていた時間はたっぷり五十分は過ぎていたと思われました。指で〇を作ってオッケイーと言ってくれたドライバーの動作の意味は 「分かったよ、此のバスはあんたが行きたい目的地近くのバス停を通る よ、 任せて おきなさい」 と言う意味だったことが分かったのです。「止めてあげるよ」と言う意味では無かったのですよね。 ともあれ、気ままな二人のバス移動は、とんでもないハプニングを伴って無事に終わりました。ツアーに縛られない、危なっかしい気ままな旅も、終わって見れば楽しい思い出となって蘇ってきます。その一部を紹介します。