最近テレビでは沢山のお笑い芸人が出て来て、夫々が工夫を凝らした色々なギャグを披露して、我々視聴者を楽しませてくれます。毎年行われる「M1グランプリ」決勝大会等では、優勝者には賞金一千万円が送られるほどの盛況ぶりであり、見ている者にとっては誠に楽しい限りです。これらの芸人達の中で特に私が感心したのが、ある特定の有名人の物真似をして人気者になった二人の芸人の「芸名」の事です。初めてその名前を耳にした時に、「何と的を得た的確でユーモアーたっぷりの芸名なんだろう」「一度聞いたら絶対に忘れない名前だ」「この芸名をを考えた人はきっと頭の良い人に違いない」等と一人で感心したものです。曰く「アントキの猪木」・曰く「裕太郎」の二人です。全然知らない人でも、この名前を聞いただけで「ああアントニオ猪木の真似をする人だ」・「石原裕次郎の物真似をする人だ」と瞬時に解ってしまう位のインパクトあるネーミングではないでしょうか。勿論この二人、姿かたちが夫々本物に良く似ていることもありますが、その仕草や表情の捉え方等は正に「天下一品の芸」だと思います。ブームに乗って様々な芸人がデビューしており、中には舌を噛みそうなヤヤコシイ名前の芸人も沢山居ます。こう言う芸人さん達は、前述の二人の様に、芸名を良く良く考えてから世に出るようにされたら如何でしょうか。夫々の芸人さん達がしっかり考えて素晴らしく楽しい芸名でデビューして息の長い活躍をされることを願って止みません。「アントキの猪木」や「裕太郎」の様に・・・・。