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蝉のこと

土曜日, 9月 3rd, 2011

台風12号と共に、今年も暑かった夏が終を告げようとしております。私は週に三回から四回のウォーキングをしておりますが、その途中で毎年「蝉の声」が聞こえてきます。宅地内の庭木の中やお寺の敷地内の大きな楠木や新しく出来た公園の植木の中、時には鉄筋のコンクリート造りの建物の壁等様々な場所から聞こえてきます。この蝉の声は正確に順番が決まっております。梅雨が終わって夏が来る頃になると体の小さい「チーチー蝉」がジージーという物憂げな声で鳴き始めて夏の到来を教えてくれます。暑さが強くなり学校の夏休の話題が出る頃になると「くま蝉」の登場です。体が一回り大きく鳴き声も五月蝿いくらいに響きます。正に蝉の中の王様と言った感じです。この頃になると夏本番で、巷では夏の行楽や海水浴や山登り等の話題で持ちきりです。台風がいくつか通り過ぎて夏が終を思わせる頃になると「あぶら蝉」がじーじーと侘し気な声で夏の終を知らせてくれます。最後には「つくっしょ蝉」が秋の到来を知らせてくれて夏が完全に終わるのです。このように蝉の声と夏の季節とは一体になって私達の気持ちを慰めてくれます。同時に蝉の声はそれぞれの人達の小さな頃の記憶とも重なって時には胸を締め付けられるような思い出にも誘ってくれます。今年もこの蝉の鳴き声の順番は何時もと同じように始まりそして終わりました。ウォーキングをやりながら時々「あと何回この声が聞けるんだろうか」と思うことも有ります。去りゆく台風12号をテレビの画面で見送りながら「直撃を受けなかった幸せと、ゆく夏への郷愁を感じながら」蝉のことを綴って見ました。

「MLB」のこと

水曜日, 6月 22nd, 2011

言わずと知れたアメリカプロ野球の事です。「メジャーリーグベースボール」いい響きです。去年の暮れに世間の波に押されて仕方無しにテレビを買い換えました。本当に仕方無しにです。国の御都合で勝手にアナログから地デジへの移行が決められて、今までのテレビのままだと今年の7月からテレビが見られなくなる、と、脅されて?。この事を最初に耳にした時私は「最後の一人になるまで絶対にテレビの買い換えはしないぞ」と頑張ってやろうと思って居たのですですが、いざその時が迫ってくると「どうせ買うのなら色々特典の有る内に買った方が得だなあ」と考えてあっと言う間に買ってしまいました。さて、その所為で見出しに掲げた「MLB」を見る機会が増えたのです。日本選手の活躍もさることながら、私はこのMLBに関して色々な事に気が付きました。先ず初めは「選手がホームランを打った時の姿がとても豪快で奇麗で絵になっていて魅力が有る」と言う事です。バットの振り初めから降り終わった後の残身までの一連の動作が日本の選手には無い素晴らしい力強い魅力を感じます。次に「各選手の動き方、動作、走り方」等全てに何とも言えない個性を感じるのです。ユニホームの着方でも、ちょっと見ると何処となくだらしなく締り無さそうに見えますが、いざプレーをする時は一変して鮮やかなフォームで打球を処理してしまい、笑顔一つ見せるでもなく、ごく当たり前の事を当たり前に処理したんだと言わんばかりの態度です。更に揚げるなら「これが第一線のスターと言われる野球選手か」と疑いたくなる様な出っ腹で太った選手の多い事です。お腹がでっぷりと前に突き出しユニホームのズボンのバンドが背中から下腹部へ斜めに大きく弧を描いている選手が大勢いるのです。ダイエットなんか何処の話だ、と言わんばかりの体格で堂々とプレーをしております。日本だったら差し詰め「二軍落ちで体重管理」の憂き目を見る様な選手です。それでも結構きびきびとした動作でプレーをしております。次に気付いた事は「どの選手も日本人の体格を遥かにオーバーして大きい選手が多い」と言う事です。テレビ画面に映し出されるこれらの選手の姿を見ていて、もう70歳を過ぎた私でも「これらの選手の方が自分より年上なんじゃないか」と思えるのです。きっとあのがっしりした体格と上背の大きさでそう見えるのかも知れません。テレビのカメラが或る選手をクローアップで映し出したりする時は正に「孫か子供」の様なあどけない表情が見えるのですが・・・・。これ等色々気付いた事を日本のプロ野球に置き換えて考える時「日本のプロ野球はあまりにも管理されすぎ」ではないかと言う事です。特にセリーグの野球にそれを強く感じて見る気が無くなってしまいました+。ちょっと個性的な選手が入団すると球団関係者は勿論、マスコミや野球解説者等にいてるまでが一斉に「あれがいけない、これがだめだ」と、潰してしまって選手としてデビューする頃にはすっかり牙の抜けた優等生になって出て来るのです。打撃ホーム、走塁、捕球、投球jホーム、どれ一つを取り上げても皆画一的に個性の無い動きに見えて仕舞うのです。日本のプロ野球関係者はアメリカの野球の面白いところをモットモット研究して、より面白い日本のプロ野球が楽しめる様な環境を作っていって欲しいのです。それを怠っていると野球中継の視聴率は今後益々極貧状態になる事目に見えております。優等生の野球は見て居て面白くも何ともありません。最後に、MLBで如何しても見たくないシーンを揚げておきます。それはゲームをしながら、フィールドやベンチ内で、ガムか噛み煙草か何か知りませんが、くちゃくちゃと噛みながら、ところ構わず「ペーッ」と唾を吐き出す姿です。特に食事中の観戦時等では日本人の感覚からは全くかけ離れた動作としか思われません。日本の選手達、是だけは絶対に真似をしないで欲しい。

カラオケのこと

土曜日, 6月 11th, 2011

「カラオケBOX」なるものがこの世に普及し始めてかなりの年月が経ちます「安芸の宮島」時代の流れと共にその規模も設備も飛躍的に進化して来ました。部屋の冷暖房は勿論のこと、カラオケの機械や曲を選曲する機械等も例外では有りません「一人薩摩路」中に保存されている曲もその数が数百倍にも増えております。勢い、選曲用の本の厚さがこれまた数十倍の厚さになっております。さてこのカラオケボックスの利用方法でよく言われる「一人カラオケ」の事ですが、世間一般では「一人カラオケ」をやる人は変わり者のように言われる傾向が有るようです「釧路湿原」でも私はこの「一人カラオケ」の愛好家を自認しております。安い料金で好きな時間帯を選んで部屋を取り、一人で自由に心ゆくまで遊ぶ事が出来ます。人の目を気にする必要もなく、聞きたくもない人の歌を我慢して聞く必要も有りません。周りの雰囲気に合わせて、したくもない拍手をしたり、時には強要されたりして仕方なく義理拍手をしたりと言う煩わしさが一人カラオケでは一切無いのです「東尋坊」一人で歌って何が面白い」、と、反論する人が有るのも分かりますが、発声の練習や演説や講義の予行演習などには持って来いの場所だと思います。人目を気にする必要が全く有りません。何時間でも何回歌っても誰も気分を害する人が居ないのです。歌っている自分の姿をビデオに録画したり、覚えたい曲や詩を、気が済むまで繰り返し練習しても誰も文句言う人はいないのです。私は趣味で「有る事を人に指導しております」が、その指導の予行演習等にはこれ以上ぴったりの場所はほかに無いと信じております「輪島朝市」グループで行くならせいぜい三人か四人位まででしょう。それも、ごく気の合ったメンバーでないと、前述のような煩わしさが先に来て楽しむどころの騒ぎでは無くなってしまいます。これからも必要な時には「一人カラオケ」を大いに利用し満喫していきたいと思っております。「哀愁港」