言わずと知れたアメリカプロ野球の事です。「メジャーリーグベースボール」いい響きです。去年の暮れに世間の波に押されて仕方無しにテレビを買い換えました。本当に仕方無しにです。国の御都合で勝手にアナログから地デジへの移行が決められて、今までのテレビのままだと今年の7月からテレビが見られなくなる、と、脅されて?。この事を最初に耳にした時私は「最後の一人になるまで絶対にテレビの買い換えはしないぞ」と頑張ってやろうと思って居たのですですが、いざその時が迫ってくると「どうせ買うのなら色々特典の有る内に買った方が得だなあ」と考えてあっと言う間に買ってしまいました。さて、その所為で見出しに掲げた「MLB」を見る機会が増えたのです。日本選手の活躍もさることながら、私はこのMLBに関して色々な事に気が付きました。先ず初めは「選手がホームランを打った時の姿がとても豪快で奇麗で絵になっていて魅力が有る」と言う事です。バットの振り初めから降り終わった後の残身までの一連の動作が日本の選手には無い素晴らしい力強い魅力を感じます。次に「各選手の動き方、動作、走り方」等全てに何とも言えない個性を感じるのです。ユニホームの着方でも、ちょっと見ると何処となくだらしなく締り無さそうに見えますが、いざプレーをする時は一変して鮮やかなフォームで打球を処理してしまい、笑顔一つ見せるでもなく、ごく当たり前の事を当たり前に処理したんだと言わんばかりの態度です。更に揚げるなら「これが第一線のスターと言われる野球選手か」と疑いたくなる様な出っ腹で太った選手の多い事です。お腹がでっぷりと前に突き出しユニホームのズボンのバンドが背中から下腹部へ斜めに大きく弧を描いている選手が大勢いるのです。ダイエットなんか何処の話だ、と言わんばかりの体格で堂々とプレーをしております。日本だったら差し詰め「二軍落ちで体重管理」の憂き目を見る様な選手です。それでも結構きびきびとした動作でプレーをしております。次に気付いた事は「どの選手も日本人の体格を遥かにオーバーして大きい選手が多い」と言う事です。テレビ画面に映し出されるこれらの選手の姿を見ていて、もう70歳を過ぎた私でも「これらの選手の方が自分より年上なんじゃないか」と思えるのです。きっとあのがっしりした体格と上背の大きさでそう見えるのかも知れません。テレビのカメラが或る選手をクローアップで映し出したりする時は正に「孫か子供」の様なあどけない表情が見えるのですが・・・・。これ等色々気付いた事を日本のプロ野球に置き換えて考える時「日本のプロ野球はあまりにも管理されすぎ」ではないかと言う事です。特にセリーグの野球にそれを強く感じて見る気が無くなってしまいました+。ちょっと個性的な選手が入団すると球団関係者は勿論、マスコミや野球解説者等にいてるまでが一斉に「あれがいけない、これがだめだ」と、潰してしまって選手としてデビューする頃にはすっかり牙の抜けた優等生になって出て来るのです。打撃ホーム、走塁、捕球、投球jホーム、どれ一つを取り上げても皆画一的に個性の無い動きに見えて仕舞うのです。日本のプロ野球関係者はアメリカの野球の面白いところをモットモット研究して、より面白い日本のプロ野球が楽しめる様な環境を作っていって欲しいのです。それを怠っていると野球中継の視聴率は今後益々極貧状態になる事目に見えております。優等生の野球は見て居て面白くも何ともありません。最後に、MLBで如何しても見たくないシーンを揚げておきます。それはゲームをしながら、フィールドやベンチ内で、ガムか噛み煙草か何か知りませんが、くちゃくちゃと噛みながら、ところ構わず「ペーッ」と唾を吐き出す姿です。特に食事中の観戦時等では日本人の感覚からは全くかけ離れた動作としか思われません。日本の選手達、是だけは絶対に真似をしないで欲しい。