毎年この時期になると、家々の門には「門松」が飾られます。昔の人の知恵で、新しく迎える年が、元気で健やかに過ごせるように、との願いを込めた「松竹梅」がその主役です。梅も松も竹も、全ては「大雪にも負けず元気に成長する」と言うところから、縁起物として飾られているようです。唯、作近では、単に「健康で有りたい」と言う願いのほかに、もう一つ加えてもいいのではないかと、思われるものも有るようですが?私の家は、マンションですから、玄関の脇に「門松」を飾る事も出来ないので、スーパーで売っている団地用の松飾を買ってきてドアーの表に表示するようにして居ります。これだけでも結構正月が来るんだと言う、何かしら目出度い気持ちになるものです。家の中に「鏡餅」を飾り、お雑煮を作り、おせち料理をテーブルに並べると、もうそこは「お正月気分」一色です。これで、テレビの「年末年始の特別番組」でも見ながら、お神酒を一杯となると、狭いながらも我が家は春ランマンという感じになります。あと数時間すると、近くのお寺で除夜の鐘が鳴り始め、初詣の人達の話し声や足音が聞えてきます。毎年見慣れて聞き慣れた「年の瀬」の風景です。来年は午年で、日ごろ見慣れている馬の姿が、なんとなく新鮮味を帯びて目に飛び込んできます。直ぐ近くに「エヤポートライディングクラブ」という馬の調教所が有りますが、来年は、正に当たり年でしょう。午年の来年は、「午」にちなんだ色々な縁起物が町中を飾るでしょうし、商店街などでは正に「午一色」になる事でしょう。私も来年は、「午よりも早く、午よりも高く」飛躍の年にしたいものだと、ひそかに念じて居ります。松飾の松竹梅を眺めながら、少しばかり心新たにして来る年を迎えようかなと思って居ります。