刑事コロンボのこと

自宅のテレビで今年の春から「ミステリーCH」が見られる様になりました。朝から晩まで文字通り24時間「ミステリードラマ」のみを放送して居ります。勿論スポンサーの会社のコマーシャル放送も有ります。内容は「刑事もの」「探偵もの」が主流です。それも、外国のテレビドラマで人気あるものが放送されます。「女警部ジュリー・レスコー」「信念の女刑事べラ」「主任警部モース」「バーナビー警部」「フロスト警部」「警視モンタルバーノ」「刑事マードックの捜査ファイル」「スエーデン国家警察特捜班」等等、チョット挙げただけでもこれだけ有ります。この他に、アガサクリスティーの探偵ものや日本の刑事もの等、枚挙に暇なしです。中でもアメリカのテレビドラマでヒットして、日本に伝わってきた「刑事コロンボ」は何度見ても面白く、興味シンシンデス。「うちのカミサンガネえ・・」の名セリフで一世を風靡した主役のピーターフォークの飄々とした姿は、あの人懐っこい表情と共に私の心にしっかり住み着いて居るのです。ピーターフォークさんは既に他界されたと聞いて居りますし、日本語吹き替えの声優さんも何人目かに代替わりして居るようです。このドラマで私が最も好きな箇所は、ドラマの終わり近くで、コロンボが犯人に対して、グーの音も出ない様な証拠を突きつけ、又は言い逃れできない様な状況を作り上げて、唖然としている犯人を逮捕する瞬間です。相手の犯人役の俳優さんは、男優あり、女優ありで、毎回「有名なゲストスター」が登場して、迫真の演技を見せて呉れます。犯人の身分が大物で有ればある程、この部分のシーンは際立ってくるのです。ドラマの初めから終盤まで、コロンボを見下して応対していた犯人が、最後に唖然とした表情でうな垂れ、これを「優しさの混じった様な勝ち誇った目付き」で見つめるコロンボの表情に、しびれるような魅力を感じるのです。自分では、コロンボのドラマは、殆ど全部と言って良い位、観て居た積りでいしたが、今回、改めて視聴して見ると、観ていないものが以外と多かった事にも驚かされました。又、吹き替え版では無く、字幕版でピーターフォークの生の声が聞かれる事も楽しみの一つです。ぎくしゃくしている「中国や韓国との話し合いに」コロンボの様な外務省の係官が出向いて、「うちのカミサンガネ・・」と言ったり、大岡越前の様な人が出向いて行って「三方一両損」でめでたしめでたしとはならないものですかね?コロンボの名演技を見ながらふとこんな事を考えてしまいました。おわり。

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