事件物のテレビドラマのこと

最近のテレビドラマで妙に気になる事があります。それは主に「殺人事件を扱ったドラマ」に多いのです。気になることの一つは「ドラマの題名がやたらと長たらしい」ことです。題名を読んだだけでドラマの筋書きが半分以上解ってしまいそうな題名が付けてあります。次に気になることは「ドラマの終わりの方になると、主人公の人物に問い詰められた殺人犯人が、長々と時間をかけて全てを白状してしまい、白状し終わった頃に警察のパトカーがサイレンを鳴らし赤色灯をつけて近づいてきて、中から三・四人の刑事が現れて、どこで聞いていたのか、さも、全てを知っているような顔をして犯人に手錠をかけて連行する」と言うような場面がよく見られる事です。しかもその場所が決って「風光明媚な海岸とか砂浜とか湖畔とか切り立つような断崖絶壁の上だとか」なのです。それぞれのドラマには有名な俳優や女優が出演していて夫々に高い出演料が払われていることだろうと思います。方々の観光地でのロケだったり時には海外の有名な観光地が登場することもあります。ぞれ相当の費用をかけて製作されていることは疑う余地は無いでしょう。充分なお金と時間をかけて作られたと思われるドラマが、前述の様な平板な筋書きのドラマにしか出来上がらないのかと思うと情けなくなってきます。もっと深みのあるドラマは出来ないのでしょうか?ドラマの制作に携わる人達のここ一番の奮起を願って止みません。予告編の画像だけがやけに迫力があったりして・・・・・白けてしまいます。

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