地球温暖化とかエコとか地球上の炭酸ガス削減の必要性が叫ばれる様になってずいぶんの時間が経過してきました。地球上のあらゆる国が等しく考えなければならない大きな問題ですが、如何せん、各国のエゴが邪魔をして中々捗らないようです。私はこの炭酸ガス削減の他に、もう一つ気になることが有ります。それは見出しにも書きましたが、「タイヤ」の事です。地球上のあらゆる地域で活動している「車」の下に取り付けられた「タイヤ」の事です。車が路面を走り、路面と摩擦する事によって多かれ少なかれタイヤが磨耗していることは間違いないのです。しかも昨日や今日に始まったことではありません。この世に「タイヤ」なる物が発明されてから今日まで、自動車は勿論、飛行機や船の緩衝材等あらゆる所で使われております。そしてそれらは使われる年数に比例して確実に磨耗しているのです。古くなったタイヤは新しいものと取り替えられて使い続けられていくのです。私が気になるのは、この過程の中で磨り減って粉々になって宙に浮遊しているであろう「タイヤ」の粉塵のことです。目には見えなくても地球上のあらゆる場所で日夜磨り減って粉塵となって舞い上がった「タイヤ」の粉は、一体、何処へ消えているのでしょうか。タイヤと同じ地球上で呼吸をしながら生きている私達の肺の中に吸い込まれていないと誰が断言できるでしょうか。アスベストや炭鉱の構内の粉塵、トンネル工事の際の粉塵等色々取り上げられてはいますが、不思議とこの「タイヤ」の事だけは誰も取り上げては居ないようです。でも、これから地球上で呼吸をしながら生きていく我々人類を始め、あらゆる生き物の呼吸器の中に、この「見えないタイヤの粉塵」が秘かに蓄積していることは間違い無い事だと思われます。何時の日か誰かが取り上げて大騒ぎになる事は間違いないような気がします。それとも私が生きている間にはそんな事は問題にもならないのでしょうか。閑な年寄りの取り越し苦労であればいいのですが・・・・。