日記帳のこと

毎年、年末から新年にかけて、新しく取り換えるものの一つに、「日記帳」(手帳を含む)が有りまnikkityou-2す。取り換えたばかりの頃は、紙の匂いもすがすがしく、書き込む文字も丁寧に、文章もよく考えながら書き込んで居りますが、日月が重なって行く内に、何時の間にか、文字も文章も粗雑になって行くのが例年の習慣の様です。そして一年が過ぎて、新しい年が近づいてくる頃には、日記帳の表紙も、中身の頁も大分クタビレタ様子になって、中に書いてある文字や文章に至っては、新年の頃の面影が影を顰めて、かなり、なおざりになっている部分が目立ちます。それでも、いつの間にか、この手帳が使い慣れて、愛着を感じるほどになっており、途中で止めもせず、何とか一年間通して書き続けて、又、新しい年を迎えているこの頃です。さて、この「日記帳(手帳も含む、以下同文)」、よく見ると、年末の12月31日で終りの筈なんですが、殆ど、何処のメーカーの商品でも「次の年の一週間位まで(翌年の1月7日頃まで)頁が創って有ります。最近の「日記手帳」には、「月間ブロックカレンダー」と言われる頁が有って、ここの部分に至っては、翌年の3月末日まで作って有るものが有ります。多分、忙しいビジネスマンや海外出張の多い商社マン達の様に、数か月先の予定を見ながら仕事をしている人達には、或いは、この様な「翌年度に食い込んだ頁」は必要かも知れませんが、殆どの人達にとっては、あまり意味が無いように思われるのです。それどころか、新しく買って来た日記帳にも、前年度の11月辺りからの頁を作って有るのが殆どです。今年使った日記帳を、仮に、11月一杯で止めて、翌年度の日記帳の12月から使い始めたとすると、「前年度の日記帳の12月分、1月分、2月分、3月分の頁が無駄になりますし、逆に今年の日記帳を1月7日からか4月からか使い始めたとしたら、翌年度の新しい手帳の一週間から三月までの頁が無駄になってしまう事になります。これが全国規模でこの様な現象が発生している訳ですから、その損失たるや想像も出来ない量になると思われます。紙の無駄使い、ここに極まれりってところでしょうか。毎年、何気なく買い換えては使い古している「日記帳」を見て、ふとそんな事を考えて見ました。皆さんは、毎年、日記帳のどの辺の日付で、次の年の日記帳に移動していますか???

 

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