年賀状のこと

年賀状画像-web毎年の事ですが、今年も沢山の年賀状を頂きました。身内からのもの、親しくしている人からのもの、そんなに親しい間柄では無いけど、過去の経緯から年に一度の挨拶賀状の様な人からのもの、さまざまです。通信欄の構成も色々で、手書きあり、印刷有り、写真ありです。書かれている文字も、これまた色々です。毛筆、ボールペン文字、筆ペン文字、パソコン等の印刷文字、市販の印刷された文字、夫々に個性が有る様な、無い様な感じです。又、差出人の名前も、御自身の単名でくる人、御夫婦連名の人、中には差出人名を書き忘れている人、等等、これまたさまざまです。さて、この年賀状、毎年、年の瀬が迫ってくると、郵便局が「12月25日頃までに投函して貰えば元日に配達致します」と、広報を繰り広げます。これも年末の風物詩の様な風景です。私も、この広報に従って「毎年12月25日頃までに投函」して居ります。ですから、私の出した年賀状は、「必ず翌月の元旦」には相手方に届けられている筈です(確認した事は一度も有りませんが・・・)。年賀状が自宅へ配達される日もこれまたさまざまです。一番多いのはやはり元旦です。自分が出した相手の人の約九割近くの人が、元旦に届けてくれます。それからは急に届けられる枚数が減って来ます。そして1月の7乃至8日頃までで年賀状も終了です。この頃には、家々に飾られた「松飾や門松」等のお飾りも取り払われてしまいます。これ等の風景も例年通りです。ところで、私が数十年前から年賀状のやり取りをしている人の中に、「年賀状を12月に書くなんて馬鹿げた事はすべきではない、年賀状は必ず元旦か遅くとも3日までの内に書きあげて投函すべきものだ」と言ってそれを実行して居る人が有ります。その人は、毎年、元旦の清々しい空気の中で墨を摺り、新しくおろしたての筆を使って文字を書くんだそうです。素晴らしく見事で流麗な草書文字で、かの有名な「紫式部もこの様な人だったのでは?」と思わせる様な教養と風情の有る女性です。この人の年賀状に対する考え方を思う時、私は何時も、「元旦に届ける事を主眼にして投函すべきか、それとも、少々配達が遅れても、元旦に書いた年賀状を投函して相手に読んで貰うべきか」で迷いながらも、今までは「元旦配達」にこだわって投函を続けてきました。今後如何するかについてもまだ決めては居りませんが、さて、皆さんは「元旦配達派?それとも元旦書初め派?」生活のテンポが目まぐるしい昨今の世相を思う時、元旦配達派の方が理に適っている様にも思えるんですけど???整理を終わった今年の年賀状の束を見ながら、ふと考えた事を書いてみました。

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